備忘録〜企業経営理論①〜 基本用語・事業戦略
●経営理念
経営者もしくは企業が表明するその企業の行動指針や企業の抽象的・理念的な目的、規範、理想、価値観などを意味する。
●経営ビジョン
企業のトップマネジメントによって表明された、自社の望ましい未来像のこと。
●経営行動基準
経営理念を行動指針として機能するように具体化したもの。
●CI(Corporate Identity)
経営理念に基づき、企業イメージや行動様式の統一化を図っていくこと。社名の変更、イメージカラー、マーク等
●企業戦略
長期間にわたって持続的な成長を維持していくための基本的な構想のこと。活動領域、事業の進出・撤退。企業ドメイン・ケイパビリティ・PPM・多角化・組織間連携等。
●事業戦略
競争企業に対して、競争優位性を確率していくための基本的な構想のこと。
●機能戦略
各機能の生産性を高めることに焦点を当てた戦略のこと。
・S(Strength):企業の経営資源についての強み。内部環境分析。
・W(Weakness):企業の経営資源についての弱み。内部環境分析。
・O(Opportunity):企業の直面する外部環境についての機会となる要因。
・T(Threat):企業の直面する外部環境についての脅威となる要因。
●ローリングプラン
中・長期計画の内容を定期的に見直し、部分的に修正を加えていく技法のこと。
●コンティンジェンシープラン(状況対応計画、シャドープラン)
業績に対する影響の大きい不測事象をあらかじめ想定して、その適応行動を事前に策定し、具体化したもの。
□ポーターの競争戦略論について
●競争回避の戦略
・参入障壁
・移動障壁
●3つの競争戦略
・コストリーダーシップ戦略(大企業が有利)
・集中戦略(中小規模企業の攻めるべき畑)
●価値連鎖
事業活動を機能ごとに分解し、どの部分(機能)価値が生み出されるのか、差別化や低コスト化はどこで可能か。どの部分に強み・弱みがあるかを分析すること。
価値連鎖の一部分だけが低コスト化しやすかったりすれば良い訳ではない。各々の価値が連結、結合して一つにまとまる必要がある。しっかりと連結されて顧客に届けられた価値ならば模倣が困難になったりして、有効性が高まる。
●リーダー
業界内の最大シェアを誇る企業
●チャレンジャー
リーダーに果敢に挑む勇者
・リーダーがとりたくてもイメージ的に取りにくい戦略や独自の技術をとり、差別化を目指す。
●フォロワー
リーダーには挑戦しない。現状維持タイプ。リーダーに追随する戦略で低価格化を目指す。
●ニッチャー
集中型戦略。他の企業が攻めなさそうな競争相手も少なく、ニーズもコアだったりするところに資源を集中させる企業のこと。